愛が重い

一生懸命ブログを書きます

妊娠中〜産後、痔が開花。未だに時々花が咲く。

痔って、なんとなくですが、男性に多いイメージがありませんか?

 

実際は、妊娠出産や便秘症になる割合の関係から、女性の方が痔になりやすいのだそうです。でも、表にはあまり出てこない。

 

そりゃそうです。

 

陰でこっそり悩んでいる女性がとても多いのです。

「風邪ひいちゃって〜」のテンションで「痔になっちゃって〜」とは言いにくいですもの。

でも、思い詰めないでくださいね。私がいますよ。

おたふくが、仲間ですよ。肩を組みましょう。口笛を鳴らしましょう。共にお互いの健闘をたたえあいましょう。今日から君は、独りじゃない!

 

出会い

 

私が異変に気付いたのは、妊娠も後期に入ろうとしていた頃でした。

ちょうど、大きくなったお腹が重たく感じ始め、長時間歩き続ける事に不便を感じ出した頃です。

 

忘れもしません。

私はその日、用事を済ます為に何件かの銀行をまわっていました。結構長い距離を歩いていたので、お腹が重だるく感じていたのを覚えています。

 

横断歩道で信号待ちをしていた私は、目の前の信号が青になったのを確認して一歩を踏み出しました。

 

あれ?なんだかおしりが変な感じがする。おしりというか、これは肛門だ。肛門が腫れている?

 

痛みはあまり感じませんでしたが、肛門が腫れているような奇妙な感覚に襲われました。

急いでトイレに駆け込み、確認します。

 

そこには、まだ春は先だというのに、あわてんぼうのお花がこんにちはしていました。

 

 

ショックでした。

おしりに一花咲かせただけで、女として失格の烙印を押されたような気持ちになりました。

 

妊娠中のイボ痔。その時、お医者様は。

 

一花咲かせた、おたふく。

すぐさま、地元で肛門の神様とうたわれる、有名な肛門科医のもとに駆け込みます。

 

大丈夫。神様なんだもの。きっとなんとかしてくれる。

すがる気持ちで神様に診察をしてもらいます。

 

人様に肛門をさらけ出すのには、勇気がいりました。でも、とにかくこのお花を静めたい。その一心で心を無にします。

 

そんな私に神様は一言。

神様「今は、どうしようもないね。」

ガビビビビーン

 

神様曰く、妊娠中は大きくなったお腹に圧迫されて、血流も悪くなるため、痔になる人が多いのだそう。そして、出産時にいきむことで、更に悪化するケースが多いそうです。

なので、今は軟膏を塗って、座薬をいれて、花が咲いたらしまい込むという作業を繰り返すしかないそうです。

 

「出産後、またおいで。」

 

私は、大量の座薬と塗り薬をかかえて帰宅することになりました。

痔は、重症度を1〜4度の数字で表します。数字が大きい程、重症。おたふくさんは、3度でした。

それを知った所で、どうしようもないのですが。

 

共存

出産までの日々は、神様の言いつけを守り、お尻に優しく過ごしました。

長時間歩くのはもちろん、立つだけ座るだけでも、長時間同じ姿勢でいる事は極力しないように注意しました。

それでもお花が咲いたら、しまって、横になって過ごすようにしました。

 

産院でのバースプランにも、「出産時にお尻の悪化が心配なので、いきむ際はお尻の穴を抑えてほしい」と書き込みました。助産師さんには、特に触れられませんでした。

 

出産。そのときお花は。

 

大輪の花を咲かせました。

 

産後。大輪は徐々に小花へ。

 

お腹の赤ちゃんが居なくなったことで、血流が改善されたのか、少しずつ少しずつ良くなっていきました。

 

それでも時々は、花が咲きます。でもそれは、決まって私が無理をしすぎた時です。

きっとお花は、私に休むように伝える為に、咲くのかもしれませんね…。

…迷惑だよ!

 

私は産後、神様のもとへは通院していません。

今治療しても、どうせ第二子を宿した時や出産時に悪化する事がわかっているからです。

 

私が本当にお花とサヨナラするのは、もう絶対に子供を産むことが無いと言いきれるときです。それまでは、たまにお花を咲かせては、せっせとしまい込むという日々を過ごすことでしょう。

 

同士のみなさま、もう一度言います。君は独りじゃない。私がいるよ!