10カ月の赤ちゃん、タイで散髪する。脱、ノンスタイル井上。
サワディーカー!タイで10ヶ月の息子とスローライフを送っている、おたふくです。
タイ、あっついんです。太陽ギンギラギンです。
息子は襟足の毛が大分と伸びてきて、汗でへばりついた髪の毛のせいか、首の後ろに汗疹ができてしまいました。
特に伸ばしている訳でもないし、息子は以前父親の手によって、ノンスタイル井上風の髪型になっていたので、思い切って散髪をする事にしました。
同じ過ちは繰り返したくない!
タイの散髪屋で、きちんとプロにカットしてもらいます。
優しそうなお姉さんの営む散髪屋に息子を連れていきます。大人しくカットされるだろうか…一抹の不安を感じながらも、お姉さんに赤ちゃんのヘアカットの値段を確認します。
「赤ちゃんの髪の毛は切った事が無いのよ〜。」お姉さんは少し困り顔になってしまいました。
ならばしかたがない、やはり私がやるしかないのか。
父の次は母の出番だ。ノンスタイル井上感が更に強まるか、アシンメトリーのアシンメトリーになって、奇跡的にバランスがとれるかのどちらかだ。
私が武者震いを押し殺していたその時、お姉さんがいいました。
「OK!やってみるわ!」と。
お値段も50バーツに決定し、髪の毛除けの布で、てるてる坊主にされる息子。
か、可愛い〜!!!!
約1名の黄色い声(声は少し低め)が飛び、目的を忘れ息子の撮影会が始まりました。
気付くとお姉さんも自前の携帯を取り出し、息子を撮影しています。
同じアイドルを追いかけるファン同士、お姉さんとの間に絆が芽生えました。
さぁ、いよいよカットです。
お姉さんは、やると決めたらやるタイプ、姉御肌タイプ(おたふく判断)。
赤ちゃん相手でも怯むことなく、バッサバサと髪の毛を切っていきます。
あまりにも豪快なので、息子は何が起きているのか、ポカーン状態です。大人しく髪の毛を切られていました。
しかし、豪快すぎるお姉さんのハサミさばき。切った毛が、容赦なく息子の顔にへばりつきます。
大人でも気持ちが悪くて嫌だと思います。
しかし息子、まだまだポカーン状態。回路がショートしているようです。
お姉さんは仕上げに入ったのか、ノリにノッているのか、息子の頭を鷲掴み(髪の毛ではありませんよ)にして固定し、カットの微調整をしています。
お姉さんがアイコンタクトで私に終了を伝えました。
鏡越しに息子を見る私。
あれれ?
昔、「今日人類は初めて、木星についたよ〜♪」と歌っていた、たまのボーカルが毛を顔にへばりつけて、そこに居ました。
私を見て、ニコニコ笑っています。
タイで、ノンスタイル井上風から、見事な変身を遂げた息子でした。